都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

ニューヨークの街角

2021-05-09 | アメリカ 
ニューヨークの街角  Photo 1961

 半世紀前に父が撮った写真
 ロックフェラー研究所のそば。Google S.V.で探したら、1st Ave.とEast 65 St.の交差点付近から南方向に撮ったものだと判明。

 路上駐車してる車(右側)は、1952年式のDodge Regent。凹んでたりサイドモールが無かったりして結構ぼろい。父も中古のDodgeに乗っていたというが、この車ではなかった。

 現在の同所は以下。

Google Street View

 写真中央の奥、ビルのコーナー部にある店舗(Goldberger's Pharmacy)は現在も同様の看板を掲出して営業を続けているようだ。

両親がアメリカで撮った街並み
#街並み 海外  #古い建物 海外  #自動車  #道 
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ロックフェラー大学の大学病院から

2021-05-03 | アメリカ 
ニューヨーク、ロックフェラー大学の大学病院から西南方向
Photo 1961

 半世紀以上前に父が撮った写真(リバーサルスライドから)。下2枚は上写真の部分拡大。
 Google Mapなどで確認したところ、手前左の四角い高層ビルも、手前右のセットバックした少し古めかしいビルも共に現存するようだ。

 1枚目写真の遠方のビル群、左側がクライスラービル、中央がエンパイアステートビル、 そのエンパイアステートビルを隠している足場・鉄骨はパンナムビル(1963年完成)の建設現場。パンナムビルは1991年からはメットライフビルという名だそうだ。

 1枚目写真の遠方のビル群、右の方にはRCAビル(当時)などが見えている。
 RCAビルはGEビルになり、現在はコムキャストビルディングと名を変えている。

両親がアメリカで撮った街並み
#街並み 海外  #古い建物 海外  #高層ビル  #眺望 
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パンテオン

1993-03-15 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.15 Mon Roma

12:45 昨日書いた葉書3通を投函してから美術館を出る。その後、ヴァチカンのサンピエトロ広場へ向かい、更に歩いてパンテオンへ向かう。午後2時までかもしれないと思い急いで歩いていく。車の排ガスでノドが痛い。

13:30 パンテオン着。

パンテオン (ローマ) - Wikipedia
建設年:A.D.128
構造 :ローマンコンクリート

 パンテオンは直径43.2m、ドーム内部の高さも43.2mの建物で、天井中央に採光のため天窓(オクルス)が開けられている。火山により得られた天然セメントを用いて造られたローマンコンクリートで造られており、1900年近くを経た今も往時の姿を伝えている。

 天井には放射状と同心円状のリブが並び、その間の天井はそれより薄く仕上げられて、重量を軽減しながら天井を支えている。古代ローマの人々がそのようなことまで考慮に入れて建物を設計していたことに改めて驚かされる。

 オクルスと呼ばれる天窓から射し込む光が非常に印象的。

 内部のドーム空間がなんとも言えない広がりを持っている。この広がり感は、広角側35mmのコンパクトカメラでの写真ではどうしても再現できない性質のもののようだ。

入口部分の天井

 ペディメントの裏というか下側がこんなことになっているのは知らなかった。ギリシャの神殿とかもこうだったのだろうか。黒っぽい部分は補修のための鉄骨のようだが、昔は木材とかだったのか、詳細は知らず。

14:00 近くのハンバーガー屋さんで昼食。ハンバーガーとポテト、コーラ。パンテオンの近くでTシャツを買う。

#街並み 海外  #吹き抜け・アトリウム  #古い建物 海外  #教会 
#ホール・体育館  #ローマ 
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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ヴァチカン美術館

1993-03-15 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.15 Mon Roma, Vatican

11:00 平日は13:45で終了だというので、最初にヴァチカン美術館へ行ってしまう。しかしなんでそんなに早く閉まってしまうのだ? (ちなみに現在は平日は夕方までやっている模様)

バチカン美術館 - Wikipedia(Musei Vaticani)

 二重らせんのブラマンテ階段(Scala di Bramante)
 35mm相当のレンズなので、全体を写すことができなかったのが残念。

 この写真の場所は静かな雰囲気だったが、有名な作品などがある場所などはかなり混んでいた。でも案内に従ってラファエロやミケランジェロの名作、ギリシャ、ローマ、ルネサンスの絵画や彫刻を多数見ることができた。「最後の審判」が修復中で見られなかったのはちょっと残念だったが・・・。

ヴァチカン美術館

 大英博物館やルーブル美術館も大きくて、2時間ほどでは全体の概要を把握することさえも大変だったが、このヴァチカン美術館も広くて多くの見どころがあって大変だ。見るのを忘れたりして、もったいないので引き返して見直したりしていたら疲れてしまった。

 ピグナの中庭(Cortile della Pigna)

 ヴァチカン図書館(Biblioteca Apostolica Vaticana)

 図書館の方にも貴重な古書籍・古文書などが展示されているが、極彩色に彩られてライトアップされた天井も印象的だった。

 ヴァチカン図書館(Biblioteca Apostolica Vaticana)

 八角形の中庭(Cortile ottagonale)

#屋内階段  #古い建物 海外  #広場  #ミュージアム  #ローマ 
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Roma 3 コロッセオ

1993-03-13 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.13 Sat Roma

 15:00 コロッセオ着。

コロッセオ - Wikipedia
建設年:A.D.80

 歩いていくと巨大な競技場の建物が見えてくる。客席の高さは52mもあるのだという。楕円形をした平面で長径188m、短径156mだとか。

 入口近くの個々のアーチ部分だけを見てもかなりの大きさ・高さがある。ローマに行ったらとりあえずやはりコロッセオは少しでも見ておくべきだなと改めて思う。

 煉瓦積みか石積みだと現場では思ったのだが、最近になって改めてWikiなどを見たら、ローマンコンクリートと呼ばれる天然セメントを用いたコンクリート造だそうだ。確かに煉瓦造のような細かな目地はなく、つるっとした壁面も多いが、一部には煉瓦っぽい部分もある。よく分からないが、構造体の主要部分はコンクリートで、部分的に煉瓦や石も使われていたということなのだろうか。

 内部までの見学は入場料が約600円掛かるので面倒になって入らず。隅々まで見てやろうというほど勉強熱心では残念ながらない。滞在日程も少ないのでそれよりもあちこち見たい。街をぶらぶらしたりもしたいので、じっくり見るのはパス。

 それでも観客席の様子は見学できるので、観光客でごった返す競技場を見て回る。約5万人が収容できたとのこと。現代のスタジアムと比べてもかなり大きな客席を持つ競技場だ。

 中央の競技場部分には昔は板が張ってあったのだという。「せり」や人力のエレベーターもあったといい。2000年近く前の施設ながら、かなりの設備があったらしい。

 2000年近く前の巨大なスタジアムを前にして、古代ローマの人々の建築技術や構造技術、巨大な施設を実現して運営する力に改めて驚く。

#古い建物 海外  #モニュメント  #野外劇場・スタジアム  #ローマ  #世界遺産   タグ一覧

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Roma 2 カラカラ浴場

1993-03-13 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.13 Sat Roma

 ピラミデを見た後、歩いてカラカラ浴場へ行く。

 14:00 カラカラ浴場(Thermae Caracallae)の入場料は6,000Lire、これはイタリアでは結構高い方。でも高いなりに内部はやはりすごかった。結局、遺跡の規模だけでなく、ローマ人の知恵とか構想力とか、それが現代にまで残っていることなどにいちいち感心して見学する。

カラカラ浴場 - Wikipedia
建設年:A.D.212〜216

 床面にはモザイクタイルで模様が描かれている。ある程度、修復されたり復元されたりしているのかもしれないが、それにしても1800年前の装飾を、今、見られるのはやはりすごいことだなぁと思う。

 ノドが渇いて、4,000Lireもするジュースを飲んでしまう。まあ、まだ調子が完全ではないから、我慢したり無理はしないことにする。

#街並み 海外  #古い建物 海外  #ローマ  #世界遺産   タグ一覧

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Venezia 5 サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂など

1993-03-11 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.11 Thu Venezia

 No.1の船で、再びサン・マルコ広場方面へ。途中、黄金の家は修復中だった。リアルト橋の下を通って、サン・マルコ広場対岸のサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂(Basilica di Santa Maria della Salute)へ向かう。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 - Wikipedia

 聖堂は1631年から建設が始められ、1681年に完成したという。巨大なドームを持つバロック建築で、サン・マルコ広場からも海の向こう側に対面して見えており、印象的な建物になっている。

サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 内部

16:30 夕方近くだったためか観光客も少なく、内部はとても静かだった。ただ石造の教会の中がひんやりしすぎていて外よりも寒かったため、早々に外に出てしまった。

 教会の外の海沿いの道には多くの猫がたむろしていた。ベネチアは猫が多い。しかもかなり人懐こい。近くによってしゃがむと向こうからすり寄ってくる。ノドをなでると、すぐゴロゴロとノドを鳴らす。そんなことをしていると更に3匹も4匹も集まってくる。とてもかわいいのだが、なんだか図々しいなぁとも思えてきてしまう。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂を望む
カナル・グランデと、鐘楼、造幣局、ドゥカーレ宮殿

 外へ出て、午後少し暖かくなった水辺でぼんやりする。脇には釣りをするおじさん達。Veneziaは全体にのんびりしている感じ。治安も結構良さそう。観光客が多いためか、危険を感じる場面はほとんどない。

サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂 - Wikipedia
ドゥカーレ宮殿 - Wikipedia   鐘楼 - Wikipedia
#古い建物 海外  #眺望  #海・川・池  #動物  #教会 
#城・宮殿  #塔  #船  #バロック  #世界遺産 

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Venezia 2 St.Marco広場

1993-03-11 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.11 Thu Venezia

 サン・マルコ広場(Piazza San Marco)に到着。

サン・マルコ寺院の前から、サン・マルコ広場

 L字型をした広場はルネッサンス期に整備されたものだそうだ。遠近感を効果的にするため、寺院側が広い台形の広場空間が造られており、寺院の前から広場を眺めると、実際よりも奥行きがあるように感じられる。

 右側が旧行政館(Procuratie Vecchie)、左側が新行政館(Procuratie Nuove)、そして正面がナポレオン翼(Ala Napoleonica)だそうだ。

サン・マルコ広場 - Wikipedia  サン・マルコ寺院 - Wikipedia
サン・マルコ小広場からサン・マルコ寺院

 サン・マルコ寺院(Basilica di San Marco)を拝観。この寺院は、古典的な教会建築様式であるビザンチン様式で造られており、大ドームの周りをやや小さなドームが取り囲む集中ドーム式で建てられている。教会というと、ついゴシック様式の尖塔や細長く天井の高い堂内を思い浮かべがちで、サン・マルコ寺院のように大小のドームが林立する教会は日本ではあまり馴染みがないが、もともとのキリスト教の堂はこのようなものが多かったそうだ。
 シーズンオフのためか、文化財の類があちこちで修復中だったのはちょっと残念。

サン・マルコ寺院内部

 堂内のモザイクタイルが金色に輝き美しい。ビザンチン様式の教会ではドームを中心として正方形に近い平面形をとることが多く、細長い十字架型をしたバシリカ形式にはなっていない。参列者席が何列も並ぶ奥に内陣や祭壇が並ぶ形式ではなく、建物内に入って割合すぐにドーム直下の祭壇に至る。後々、多くの教会を訪ねてビザンチン様式にも慣れたが、最初のうちはちょっと不思議に思うことがしばしばだった。

 階上のバルコニー部分まで上り、広場を見下ろす。

バルコニーからサン・マルコ小広場方向

 左側がドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)、右側はサン・マルコ図書館(Biblioteca Marciana)、中央の二つの塔は、有翼の獅子像と聖テオドーロ像。

 サン・マルコ広場には海側にサン・マルコ小広場という広場があり、これが一体となってL字型の広場になっている。寺院のバルコニーから見ると、小広場の方は海に向かって開いており、両側に壮麗な建築物が並び、二つの塔が海から広場へのゲートのように立っているのが非常に印象的だ。

ドゥカーレ宮殿 - Wikipedia  Biblioteca Marciana - Wikipedia(en) 
#古い建物 海外  #ヴィスタ  #海・川・池 
#教会  #広場  #ビザンティン  #ルネッサンス  #世界遺産 

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe
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Bern~Venezia

1993-03-10 | スイス  

1993 Europe日記
1993.3.10 Wed Bern〜Venezia

 17:20 観光客がふらりと入って軽食・喫茶を短時間で済ませられるような店は意外に見当たらず、結局またMcDonald'sに入る。土産物屋で小さな鐘(カウベル)と絵はがきを買い、駅でトイレに行く。

 イタリアへの列車は出発が20時過ぎの夜行で、まだしばらく時間があったので、今度は夜景を見に行く。

駅前広場から聖霊教会(Heiliggeistkirche)
Spitalgasseから聖霊教会夕景

 西欧の古い都市は道路沿いに石造りの建物が建ち並んでおり、街灯が建物壁面からの架空線に吊り下げられていることがある。路面電車の架線も同様で、旧市街地内には電柱や架線柱はあまりない。歴史的街並みでは建物が建て替えられることもほとんどないし、地震や台風なども少ないので、こういうことができるのだろう。

 日本の場合もビル街などならやれないことはないかもしれない。どこかの街で交差点の真ん中に信号機が吊されている例もあったはずだ。ただ、地震や強風時の落下が気になるので、そうは広まらないだろうな。も電線の地下埋設だけで十分で、街灯柱まで無くす必要はないかもしれない。

Marktgasseから牢獄塔

 少しずつ日が暮れて、夕空も赤みが失われ、青から黒へ近づいていく。

 ベルンは首都だが、さほど大きな都市ではない。観光客も夕食をとったりホテルに戻ったり、街を離れたりするので、日没とともにまちなかの人通りはかなり少なくなる。

アーケード内のディスプレイ

 連続アーチのアーケード(歩廊)は、建物の1階部分をセットバックして歩行者に空間を提供しているものなので、場所によっては車道との間にディスプレイショーケースが置かれている。写真奥のアーチは、道路反対側の歩廊のもの。

 連続アーチのアーケード。写真左側が車道で、右側が店舗。車が走るそばを歩く必要がなく、ゆったりした歩行空間が確保されている。ウィンドウディスプレイを見ながらの散策も楽しい。

 20:00 Bernの駅でケーキを食べ、コーヒーを飲む。サンドイッチを買い込む。

 20:18 ジュネーブ空港(Geneve Airport)行きの列車に乗る。1st Classは快適。でも手紙を書いていたら、少し乗り物酔いしてしまった。それとやはり風邪が治っておらず熱っぽい。顔が火照ったようなのは、一昨日のスキーによる雪焼けのせいか、風邪の熱のためなのか自分でもよく分からなかった。少し寒気もするような気もしたが、本当に外気温が寒かっただけなのかもしれない。後でK氏と比較したが、彼も風邪なのであてにならないのだった。

 22:02 ジュネーブ(Geneve)着。外に少し出て、郵便局まで歩き、絵はがきを出す。

 22:58 K氏がジュネーブでは現れなかったため、ベネチア サンタルチア(Venezia St Lucia)行きの夜行列車に一人で乗る。

 23:40 ローザンヌ(Lausanne)着、発。ここでもK氏は現れず。検札の車掌が来たので、少し尋ねてみたが要領を得ず。1st ClassのNon Smoking Areaに乗っていて、体調も悪いのでやや落ち着かなかった。

 00:02 モントルー(Montreux)着。K氏はホームを走っていた。私も一時下車してK氏に落ち合い、改めて302号車に乗り込む。乗務員にパスポートとユーレイルパスを預け、入国申請書を書いて寝る。夜中はときどき揺れる車内で若干寝苦しかったが、先日よりは少し楽。6人一部屋のCouchettは結局私たち2人だけだったので、荷物の安全面なども気楽だった。

 K氏はジュネーブはあまり面白くなかったと言っていた。レマン湖の噴水を見て、ローザンヌでぼんやりした後、駅にいたが、雰囲気が今ひとつ良くなかったので、モントルーに移動したのだと言っていた。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #街並み 海外  #夕景・夜景  #教会 
#商業系  #道  #アーケード  #世界遺産 
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Bern 6 教会など

1993-03-10 | スイス  

1993 Europe日記
1993.3.10 Wed Bern

 旧市街のランドマーク建物

 市庁舎(Rathaus)は15世紀に建てられたものだという。想像していたよりかなり小ぶりな建物で、川を背にしてやや狭い道の突き当たりに建っている。前を横切る道もアーケードのある通りだが、市庁舎前に大きな広場などがあるわけでもない。歴史のある建物ではあるがおとなしい佇まいで、それが不思議な感じでもあり印象的だ。

 カトリック教会は規模はさほど大きくないが、ゴシックの尖った鐘塔が街並みの中から突き出していて、これもランドマークになっている。

ベルン大聖堂(Berner Münster)

 ベルン大聖堂は1421年に建設が始められたが、完成したのは約470年後の1893年。ゴシック様式の大聖堂で尖塔の高さは100.6m。これは教会の塔としてはスイスで最も高いものという。

 訪れた時は尖塔の正面側上部の修理が行われていて、空中に足場が架けられていた。長い時間を掛けて造られた大きな教会堂はそれだけで、心に残るものだった。

大聖堂正面玄関の装飾

 ゴシックアーチの中の人物像は砂岩で造られているが、20世紀の大気汚染で傷んだため、現在はレプリカに差し替えられているというが、壮麗な装飾はやはり見る者を圧倒する。

Kirchenfeldbrückeから、ベルン大聖堂と旧市街

 大聖堂は約100mの尖塔だけでなく、聖堂全体も街なかの一般の建物群よりひとまわり高い。アーレ川に架かる橋や川の対岸から旧市街の街並みを見ると、大聖堂はひときわ高くそびえており、街並みスカイラインに求心性を与えるものになっている。

ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
Google Map 1993.03 Europe

#古い建物 海外  #街並み 海外  #眺望  #海・川・池 
#教会  #官公庁  #塔  #ゴシック  #世界遺産 
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